思った以上!? IT企業のnote編集部がChatGPTを使ってみたらすごかった #1 | 文章のタイトルを考えてみた編
こんにちは。
ユニリタnote編集部です!
皆さんはChatGPTをご存知ですか?
もちろん知っていますよね?
知らないとちょっとヤバいかも…
っというほど「ChatGPT」に代表される生成AIは、IT業界にかぎらず、世間一般に急速に広まっています。
知らない人のために、簡単に説明しますと、
生成AIとは、膨大なデータから自動で学習し、その情報をもとに文章や質問に対する回答、画像、動画などを生成する技術
のことを指します。
生成AIは、すでにさまざまな分野で活用されており、例えばカスタマーサポート、教育、クリエイティブな表現、医療などにおいて、正しい回答や創造的なアイデアを提供してくれます。
さらに、これらの技術は、とてつもない速さで進化し続けており、精度の高いアウトプットを返してくれます。
ユニリタはIT企業ですから、もちろん生成AIには早くから注目し、ユニリタグループを挙げて専門の研究部会を立ち上げ、製品への組み込みや業務効率化への活用などを検討しています。
ユニリタグループからもごく近い将来、生成AIの機能を組み込んだ製品・サービスを提供できると思いますので、ご期待ください。
というのは前フリで、そんな環境の中、私達note編集部も文章を多く扱う業務を行っていますので、「ChatGPT」を使ったらもっと業務が楽になるんじゃないか、文章の精度・品質があがるんじゃないか、と考え実際に使ってみました。
今回の記事では、その結果を共有しようと思い立ったわけです。
すでに「ChatGPT」をお使いの方も多いと思いますが、今より少しでも回答の精度が上がったり、仕事が少しでも楽しく感じられるようになればうれしいです。
それでは早速本編に入りましょう。
ユニリタnote編集部のお仕事
ユニリタnote編集部は、さまざまな部門や立場の社員に記事を執筆してもらい、noteを通じてユニリタの情報を発信しています。
その中で記事に対するチェックにはとても神経を使います。
一般に公開する文章ですから、誤字、誤植をチェックする校正はもちろん、少しでも多くの方に読んでいただけるようにタイトルや見出し画像を検討したりしています。
現在、平均で月に8本程度の記事を掲載していますので、そのチェックだけでもとても工数のかかる業務です。
その編集に関わるさまざまなシーンで「ChatGPT」を活用していますが、今回は、
・タイトルの検討
・文章校正
・編集作業
の3つの業務について、「ChatGPT」の活用例をご紹介したいと思います。
タイトルの検討
noteを始めて1年が経過し、試行錯誤しながらノウハウを蓄積してきました。
その中でもやはりタイトルはとても重要です。
まず、
・noteの雰囲気にあったフレンドリーなトーン
(IT企業の社員にはこれが結構難しい。😢)
・記事の内容とアウトプット(なにがわかるか)が明確
・思わず読んでみたくなるようなキャッチーなタイトル
というポイントを抑えておきましょう。
ということで、これを「ChatGPT」に聞いてみます。
今回の記事を例としてタイトルを考えてみましょう!
⚫まずは人格を与えよう!
「ChatGPT」と対話をする際、まず最初にすることは、自分の立場を明確にすることです。
例えば今回の私の立場でいうと、
などです。
このように、自分のタスクやポジションをはっきりさせると、生成AIはその役割や目的にあわせた回答を返してくれます。
例えば、法務部や人事部などの人格を与えればより専門的な情報や用語で回答されるはずです。(私にはその知識がないので判断できないですが…)
この人格を与えるということは、タイトルに限らず、すべての質問で有効な手段ですので、ビジネスで「ChatGPT」を使う際には、ぜひ試してみてください。
⚫タイトルを考えてもらおう!
人格を与えたら、早速タイトルを考えてもらいましょう。
今回は以下のスクリプト(質問)を投げてみました。
このように、ある程度記事の構想(プロット)を伝え、その内容に沿ったタイトルを考えてもらいました。
ただ、これまでも経験から一発で素晴らしいタイトル案が出ることは稀なので、最初から複数の案を依頼することが工数の削減に繋がります。
以下、「ChatGPT」からの回答です。
こんな感じの回答が返ってきました。
この中で気に入ったものがあれば良いですし、いくつかの案の良いところを組み合わせるなどで、より良い案を模索していきましょう。
今回の案は、noteの記事にしてはちょっとフレンドリーさに欠けるかたいイメージのタイトルになっていますね。修正が必要です。
⚫トーンをかえてもらおう!
note記事のタイトルに対するポイントの 1つに「フレンドリーなトーン」ということをお伝えしましたが、今回の案はIT雑誌の記事のようなタイトルになっていますね。
早速、「ChatGPT」に以下のスクリプトをお願いしてみましょう。
回答はこちら。
かなりnoteっぽくなってきました。
このように求めるトーンを指定することで回答が変わってきます。
文章によってはもっとかたいトーンのタイトルが必要になることもあると思いますし、もっとフレンドリーなものが必要なシーンもあるでしょう。
状況によって、必要なトーンを指定してください。
ちなみに今回のスクリプトでは「もう少しフレンドリー」と指定していますが「もう少し」という言葉を変えるとその回答のフレンドリーさも変わります。
「もうちょっとだけ」<「もう少し」<「もっと」<「めちゃくちゃ」
で回答のフレンドリーさが変化します。😁
この言葉のさじ加減はほかの言葉だともっと調整ができるかもしれません。
皆さんもいろいろ試してみてください。
⚫もうちょっと自分の構想を反映してタイトルを決定しよう!
タイトルの候補はだいぶいい感じになってきましたが、もう少し自分の構想というか考えているコンセプトを案に反映したいと思います。
じつは、この記事を書く前に自分ではこれはというタイトルを決めていました。
記事を書いているうちに、せっかくならこの記事のタイトルも「ChatGPT」に考えてもらおうと思い立ったため、もともとの構想を反映したタイトルも考えてもらいましょう。
以下のスクリプトをお願いしました。
回答はこちらです。
どうでしょう?
かなりnoteっぽいタイトルになってきたと思いませんか?
私のイメージにも近づいてきました。
候補の中で「思った以上のヤツ!企業note編集部がChatGPTを使ってみた感想」というタイトルが個人的に気に入りました。
このタイトルをベースに修正を加え、今回の記事のタイトルは、
「思った以上!?
IT企業のnote編集部がChatGPTを使ってみたらすごかった」
に決定しました。
このように「ChatGPT」と対話し、こちらの要望を伝えることで、より精度の高い回答を得ることができます。
今回は、対話の変移をお伝えするために、ある程度段階を踏んだスクリプトをお伝えしましたが、こちらの構想やコンセプトが固まっている場合は、初めの段階で人格の設定と共にスクリプトに入れ込むことで、最初から精度の高い回答を得ることも可能です。
皆さんも、まずはいろいろ試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ChatGPTをはじめとする生成AIをうまく活用することで、めちゃくちゃ仕事が楽になるんですよ!
試したことない人は、ぜひ一度使ってみてください。きっと驚くほど効率が上がって、仕事も楽しくなるかも!
文章を書いているうちに楽しくなってしまい、かなりの文量になってしまいましたので、今回のお話はここまでにしたいと思います。
残りの
・文章校正
・編集作業
については次回の記事でお伝えしたいと思います。
次回の記事もご期待ください。