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ユーザ会がマーケティングの武器に!成功事例と運営のポイント
皆さんこんにちは!
ユニリタマーケティング部 山口です。
1月もあっという間に過ぎ去り、気づけば2月…
まだまだ寒い日が続いております。
寒い日には体を温めようということで温泉に行く頻度が増えております。
サウナは必須!高濃度炭酸泉も必須!の条件で温泉を探してしまいます。
最近は高濃度炭酸泉がある浴場が増え、どの温泉施設も満足度が高いです!
ちなみに最近知ったのですが
お湯1リットルに炭酸ガスが0.25g以上(250ppm)溶けたものが炭酸泉と定義されており、その中でも、1000ppm以上のものを「高濃度炭酸泉」と
しっかり定義されているのです!
※一般的な入浴剤100ppm程度
余談はこの程度にして、今回の記事ですが
ユニリタが運営するUNIRITAユーザ会では、
毎年3月に「UNIRITAユーザシンポジウム」を開催しております。
それに伴い、マーケティング部視点で見たユーザ会のメリットや運営のポイントなどをまとめてみようと思い記事にしてみました!
事例として私も参加しているSalesforce社のユーザ会を挙げさせていただいております。
▼UNIRITAユーザ会の記事はこちら
1. ユーザ会の重要性と役割
BtoB企業にとって、ユーザ会は単なる情報共有の場ではなく、顧客との関係を強化し、製品やサービスの改善に役立つ重要なマーケティング施策の一つです。ユーザ会をうまく活用することで、以下のような効果が期待できます。
顧客ロイヤルティの向上:定期的な交流を通じて、顧客のエンゲージメントを高める
顧客インサイトの収集:ユーザの意見や要望を直接収集し、製品開発やマーケティング戦略に活かす
新規リードの獲得:既存ユーザの満足度を向上させることで、口コミや紹介による新規リードの獲得が期待できる
ユーザ同士のネットワーキング促進:業界内の交流を深めることで、より強固なコミュニティを形成する
2. ユーザ会の形式
ユーザ会にはさまざまな形式があり、自社の目的や顧客の特性に応じて適切な形を選択することが重要です。
2-1. コミュニティ型
ユーザー同士の交流を重視し、情報共有やディスカッションを活発に行う形式です。オンラインフォーラムやSNSグループなどを活用し、企業はファシリテーターとしてサポート役を担います。
ユーザーの自主的な活動が活発化すると、ブランドの信頼向上にもつながります。
2-2. カンファレンス型
企業主導でイベントやセミナーを開催し、新機能の発表や成功事例の共有を行う形式です。
ユーザーにとって最新の情報を得られる機会となり、企業は製品の活用促進やフィードバック収集が可能になります。
2-3. クローズド型
特定の顧客を対象に、深い議論や共同開発を行う形式です。少人数制で、製品改善や新サービスの創出につながることが期待できます。
特にBtoB向けのサービスでは、ユーザーとの関係を強化する重要な手段になります。
2-4. ユーザ参加型
ユーザーが主体的に企画・運営に関わる形式です。
企業が完全に主導するのではなく、ユーザーがテーマを決めたり、発表を行ったりすることで、実践的な学びやコミュニティの活性化が期待できます。
特に、熱心なユーザーが多い場合に有効です。
3. 成功するユーザ会の運営ポイント
3-1. 目的の明確化
ユーザ会の目的を明確にし、顧客にとって価値のある内容を提供することが重要です。
例:
製品の理解を深めるためのトレーニング
ユーザ同士の交流を促すネットワーキング
製品改善のためのフィードバック収集
3-2. 参加者主導型
ユーザ会の運営は、一方的な情報発信ではなく、参加者に主体性を持たせ、その活動に深く巻き込むことが重要です。
具体策:
ユーザ事例の発表を依頼し、成功体験を共有してもらう
パネルディスカッション形式を取り入れ、参加者同士の交流を促進
事前にアンケートを取り、当日取り上げるテーマを決める
ユーザーが抱える課題を発表してもらい、その解決に向けたディスカッションを行う
3-3. ユーザ会の効果測定
以下の指標を活用することで、ユーザ会の成否を評価することができます。
参加率や継続参加率
顧客満足度(アンケート、NPS)
ユーザコミュニティでの投稿数や活発度
SalesforceのTrailblazer Communityでは、ユーザの投稿数やイベント参加率を指標として活用し、ユーザ会の影響を定量的に測定しているとのことです!
4. ユーザ会の成功事例
4-1. Salesforceのユーザ会「Trailblazer Community」
Salesforceは「Trailblazer Community」と呼ばれるユーザ会を運営しており、世界中のユーザがオンライン・オフラインを問わず情報交換を行っています。特に以下の点が特徴です。
オンラインフォーラムの活用:技術的な質問や活用事例を共有するプラットフォームを提供
ローカルミートアップの開催:各国・各地域で定期的にユーザ主催のイベントが行われる
Dreamforce(年次カンファレンス)との連携:ユーザ会での意見がカンファレンスのセッションに反映される
Salesforce 全国活用チャンピオン大会:特に貢献度の高いユーザを表彰し、コミュニティの活性化を促進
この仕組みにより、Salesforceのユーザは積極的に情報を共有し、学習する文化が醸成されています。
イベントなどで配られるSalesforceパーカーも魅力的です!
5. まとめ
ユーザ会は単なるイベントではなく、顧客との長期的な関係を築くための重要なマーケティング施策です。具体的な事例を参考にしながら、自社に最適なユーザ会を設計し、マーケティング施策の強化につなげていきましょう!
次回の記事では、3月に開催される「UNIRITAユーザシンポジウム」の開催レポートをお届けしたいと思います。
開催地であり、私の地元である、滋賀県の魅力も少しお伝えできればと思います!
お読みいただきありがとうございました。