【実録】企業のサービスをまとめてアピールする、シナジーを生むプロモーション戦略の進め方とは?(後編)
こんにちは!ユニリタDXアクセラレーショングループです。
前回、企業内にある複数のサービスをどのようにまとめてアピールしていったかを少しご紹介しました。
今回は後編として、効果的なソリューションの見つけ方と、そのソリューションをどのようにお客様に認知してもらい、価値を感じてもらうかについてお話します!
各サービスをソリューションとしてまとめる
前回お話しした通り、過去の成功事例を振り返り、それらの実績をもとに各サービスを縦横に配置したマトリックス表を作成し、どのようなソリューションがお客様にとって価値を生み出したのかを、活用シーンとともにまとめました。
マトリックス表を作成することで、効果的なソリューションが見えてきます。
ユニリタの一例として、ヘルプデスク業務を効率化するサービスマネジメントプラットフォーム「LMIS」とカスタマーサクセスプラットフォーム「Growwwing」を活用し、お客様からの問い合わせ対応を行う受動的なヘルプデスク業務と、お客様の要望に応じて新しい提案や改善策を提供する能動的なカスタマーサクセス業務の両方に対応できる基盤「カスタマーエクスペリエンス向上ソリューション」を提供できることがわかりました。
ソリューションで最も重要なポイントは、お客様の視点になることです。
お客様が直面している課題や、どのような解決策を求めているのかを理解することで、効果的なソリューションを提案できます。これには、単に機能をアピールするだけでなく、お客様の業務プロセスや最終的な目標に対してどのように貢献できるかを示すことが必要です。
過去の成功事例を参考にしながらも、常に最新の市場動向やお客様のフィードバックを取り入れた提案を行うことで、継続的な関係構築とビジネスの拡大が期待できます。
サービスごとのソリューションを統合し、他にはない競争優位を生む提案を考えてみましょう。
お客様に知ってもらう
プロモーション活動の一環として、お客様に自社のソリューションを効果的に知ってもらうことが必要です。これには、SNSやウェブサイト、メールマガジンなどのデジタルメディアを活用した情報発信が効果的です。特に、ソリューションの特長や利点をわかりやすく説明するコンテンツを提供することで、お客様に対して強い印象を与えることができます。
また、セミナーやイベントを通じて直接お客様と接し、ソリューションに関するフィードバックを得ることで、さらに効果的なプロモーション活動を展開することが可能です。
私たちもSNSやウェブサイト、メールマガジンなどのさまざまなデジタルメディアを活用したプロモーションを実施してきましたが、私たちのソリューションを活用していただいているお客様に登壇してもらうのが1番と思い、対面型のセミナーを企画しました。
幸い、リレーションのあるメンバーがおり、お客様にセミナーご登壇のお話をさせていただいたところ、快諾をいただきました。
また、ご登壇いただいたお客様と参加者が情報交換ができるよう、セミナー終了後にケータリングを利用して懇親会をひらきました。
ケータリングについてご存じの方も多いかと思いますが、改めてどのようなサービスか簡単にご説明します。
ケータリングとは、外部の業者が料理や飲み物を提供し、イベントや会議など特定の場所へ配達・設置を行うサービスを指します。ビジネスシーンでは、社内外の会議、セミナー、展示会、懇親会などで利用され、参加者に食事を提供することでイベント全体の満足度を向上させる役割を果たします。
特に、食事の手配や後片付けを業者に任せることで、主催者側はイベントの進行に集中でき、効率化が図れます。
また、ケータリングを利用することで、ビジネスの場におけるもてなしやお客様への配慮が強調され、企業のイメージアップにもつながります。
今回ケータリングを用意したのですが、小分けカップで用意しました。コロナ禍の影響もあり、現在このような形が主流のようです。お客様にも好評でした。読者の皆さまもケータリングをご利用される際には、ぜひお試しください!
なお、開催したセミナーはご登壇いただいたお客様にご尽力いただき、参加者の満足度も高かったです。
お客様に価値を感じてもらう
お客様にソリューションを効果的にアピールするためには、「このサービスが自分にとって価値がある」と感じてもらうことが重要です。
ポイントは、お客様が直面する課題をしっかりと理解し、その課題に対して自社サービスがどのように役立つかを具体的に示すことです。
例えば、コスト削減や業務効率化、さらにはビジネス拡大への貢献といった具体的なメリットを明確に打ち出すことが鍵です。
その他、ケーススタディや実際の利用例を紹介し、リアルな成功事例を通じて信頼性を高めることも効果的です。
最終的には、お客様が自らの未来像を描けるようなストーリーを提供することが、価値の共感を生む要素になります。
また、販売側のアプローチとしては、お客様の課題を丁寧にヒアリングし、ソリューションがどのように役立つのかを具体的に説明します。無料トライアルやデモンストレーションなどを活用して、お客様にソリューションを実際に体験してもらうことも有効です。
まとめ
企業が複数のサービスを持つ場合、それらを効果的にプロモーションし、シナジーを生み出すことは容易ではありません。
サービスを組み合わせてプロモーションするには、各サービスのプロフェッショナルを集めて、それぞれの想いを聞き、過去の実績を参考にして、お客様のニーズに合致したソリューションをまとめていくことが重要です。
また、ソリューションを構築しただけでは不十分で、お客様に知ってもらい、価値を感じてもらうための施策も必要です。
本記事で紹介した取り組みを参考に、ぜひ自社のプロモーション戦略に活かしてみてください。