見出し画像

PRIDE指標2024「ブロンズ」受賞しました!|猫好き管理部本部長のはなし〜Part10〜


こんにちは。
ユニリタ コーポレート業務本部 本部長の金子です。

PRIDE指標2024の「ブロンズ」を受賞しました!

※PRIDE指標は、一般社団法人work with Prideが策定した、職場におけるLGBTQ+に関する取り組みを評価する指標です。

 10月末にwork with Pride事務局からメールで
ブロンズ認定のお知らせと11月14日に開催される
「work with Pride 2024」カンファレンスのご案内がきました。

え?あと2週間ですけど・・
と思いつつ、せっかくの機会だし、
まずはどういうものか肌で感じないと、
ということでダイバーシティ担当責任者(GL)とともに参加することにしました。

「work with Pride 2024」カンファレンスの様子

11月14日「work with Pride 2024」カンファレンス当日。
場所は経団連会館・国際会議場。
受付で賞状とPRIDE指標2024レポート(冊子)を受け取ります。会場内の席は、自由席ですが前方が受賞企業用、後方が一般参加用。
ちなみに、当社は「ブロンズ」なので謙虚に受賞企業席の後方に座りました。

カンファレンスは、4時間という長丁場ですが、
200名以上がリアルで参加していたと思います。

歌手・作詞作曲家・役者として活躍する中村中氏、テレビ業界で初めての多様性テーマの番組横断キャンペーン「Colorful Weekend」の企画責任者を務めた山田克也氏など、各界で活躍・先進的に取り組む方々によるパネルディスカッションが行われました。
5月24日に当社で講演していただいた一般社団法人fair 代表理事 松岡宗嗣氏も登壇されていました。

どの話も貴重な話ばかりで、
話を聞けば聞くほど、この取り組みの難しさを感じる・・そんな時間でした。

「めげないでほしい」
・・これはLGBTQ+に取り組んでいる企業の登壇者から言われた言葉です。
けっこう心にしみました。

中盤になると、
「PRIDE指標2024」・2024年度「レインボー認定」結果発表がありました。
今年は過去最大の866社が認定されたそうです。
関心の高さを感じますね。

PR TIMESより:一般社団法人work with Pride
過去最多・日本全国900社超の企業が認定LGBTQ+の職場環境の取組指標「PRIDE指標2024」を発表「work with Pride 2024 カンファレンス」開催 ~スポーツ版PRIDE指標も同時発表~ 
2024年11月14日配信

ユニリタが受賞した「ブロンズ」は21社。
ゴールド、シルバーに比べればまだまだ少ないですが、数が少ない分、社名が目立っているよね!ということで(笑)
来年にむけて頑張らないとな、
と改めて感じました。

とは言ってもここ半年活動してきていろいろ気づきがあったのでそれを共有しておきます。
まずは「知ること」から始めました。というのは、こちら(↓)を見てください。

「ブロンズ」受賞までの活動

階層別の研修

8月のnote発信以降、下記の研修を行いました。

①ユニリタ全役職員向け「LGBTQ+講座~ダイバーシティ&インクルージョンを実現する」eラーニング(10月1日~10月31日)
・対象者:642名中/回答者:402名
・参加率:約63%

②ユニリタグループ管理職(部長代理以上)/人事担当者向け「LGBTQ+オンライン研修(ワークあり)」+後日動画配信(10月28日)
・対象者:101名中/受講者:89名(リアル、動画視聴者)
・参加率:約88%

忙しい中ではありましたが、半数以上の役職員が受講しました。
特に管理職は意識が高く、
対応の難しさを感じており、
LGBTQ+当事者側、カミングアウトを受けた側になって行うロールプレイングに真剣に取り組んでいたのが印象的でした。
下記がアンケート結果です。

②ユニリタグループ管理職(部長代理以上)/人事担当者向けアンケート抜粋
○ロールプレイングを実施した感想

--多かった意見--
・ロールプレイングをすることで、考える機会ができてよかった
・対応の難しさ、不安を感じた
・事前準備の必要性を実感。定期的な研修が必要
・当事者の疑似体験は貴重であった

Pickup コメント
・相談役や当事者役に分かれてロールプレイングを行うことで、それぞれの立場での感じ方や気持ちを理解することができた
・ロールプレイングをすることで、自分事として考えることができたので、座学よりも良かった
・自己の対応が、示された解答とほぼ同様であったため、自信になった。また実践することにより理解が深まった
・相談者の切実な問いに対して、誠実な受け答えができているのか、終始不安を感じた。こうした自信の無さを払拭するには、繰り返し、こうしたロールプレイングが必要であると感じた

また、同時に向き合い方の難しさも感じ、人事部門側としては今回の研修を通じて多くの課題が見えました。

■社内体制の整備が必要
・ユニリタグループとして、LGBTQ+当事者に対し対応できる範囲を検討
・管理職、人事担当者向けの社内相談窓口の設置
・社内ガイドラインの作成
 →カミングアウト、アウティングがあった際の対応方法の記載
 →情報共有範囲の制定
・採用時にカミングアウトがあった際の対応方法の検討 

■継続的な研修が必要
・対処方法に不安を感じている方が多い

LGBTQ+意識調査

また、現状におけるグループ社員のLGBTQに対する意識や当事者の存在を把握する目的で、「LGBTQ+意識調査」を実施しました。(9月25日~10月4日)
・対象:ユニリタグループ全役職員+協力会社を含む 

完全匿名、回答は任意ですが、結果的に266人が回答に協力いただきました。コメントもたくさん記入いただき、ユニリタグループの現状を把握することができました。
※内容に関してはセンシティブなので現段階では控えます。

アンケート前は実態が分からない中での取り組みでしたが、現状を少しでも把握できることで次につながったと感じています。

LGBTQ+を含む多様な社員が働きやすい職場環境を作ることは、当社にとって重要だと考える人が大半ではありましたが、中には否定的な人もいます。厳しい意見もいくつかありましたが、それは大事な意見でありわれわれの気づきにもなりました。

今回、人財戦略部からALLYを目指して14名がD&I検定を受けました。
まずは第一歩です。
検定を取得したからと言って「わたしはALLYです!」と言えるほど自信があるわけではなく、
というかまだまだみんな不安ですが一歩ずつ前に・・と思って進めています。
※ALLY(アライ)とは・・
「Ally:味方、同盟」非当事者でLGBTQ+を理解し、支援したいと思う差別や偏見をなくすために行動する人

なお、上記の①②研修のアンケートで、
ALLYの表明や、研修へ参加したい/してもよいと回答いただいた人にD&I検定を勧めたところ、
数名の方が申し込みをいただきました。うれしいですね。
こんな風に社員の意思がつながっていけばいいと思いました。

経営者向けの研修

階層別の研修を終え、最後は経営者向け研修を行いました。(11月27日)
株式会社JobRainbow 代表の星様にご来社いただき講演いただいたのですが、とても分かりやすくお話いただき、ユニリタグループの経営者達はみんな真剣に聞いていました。

私も経営側として危機管理と機会創造の両面から考えていくことの大切さを改めて感じました。
1.5時間という時間ですがあっという間でした。
依頼してよかった、と思いました。

さて、長くなってきましたが、
昨年より、当社のお客様企業の人事部門との情報交換会を定期的に実施しています。
LGBTQ+の取り組みは話題になります。
既にゴールドを取得されている企業様も多く、いろいろと教えていただくことも多く勉強になります。

また、同じ(人事という)立場だからこその苦労も共感できて精神的にも助かっています。
同席しているメンバーも社内にこもっていないで他社の方と話すことで刺激にもなり、自分たちの活動を口に出して話すことで
振り返ることができるので、この取り組みは続けていきたいですね。

最後に

現在、ダイバーシティ推進ワーキンググループを設置し、来年にむけての施策を検討中です。
シルバー、ゴールドとハードルは高いし、何が正解なのか難しい部分もありますが元には戻さない覚悟で進めていきたいとおもいます。

んー、まじめに書いた。


愛猫 つく音(ね)とささ美(み)

寒くなってきたので姉妹(猫)で一緒にくっついて寝ていることが多くなってきました。
そして、リモートワーク中の会議で話している最中に突然画面の前に現れたかと思うと何食わぬ顔で膝に乗ってきて寝る、ということも多くなりびっくりはしますが癒されています。

温める と 癒す が彼女たちの仕事。
仕事のできる子(姉妹)たちです。