老舗IT企業の”全体会(社員総会)”に参加したら驚いた! 〜全体会のマンネリはこうやって変えてみよう〜
こんにちは。
ユニリタnote編集部の伊藤です!
突然ですが・・・皆さん、会社の「全体会」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
「全社会議」「社員総会」「全社総会」などさまざまな呼称がありますが、「空気が重い🪨」「時間が長い🕰️」「難しい言葉が乱立する📕」「眠らないように気を張る💤」など、若干ネガティブなイメージをお持ちじゃないですか?
かく言う私もその1人であり、やはり身構えてしまうところがありました。
他の皆さんはどう考えているのだろう。ふと思い検索したところ、世の中には面白い統計を取っているところがありますね。「社員総会のマンネリ化に関する実態調査」、そのものずばりの調査データ🔍がありました。
今回は、全体会(社員総会)におけるイメージと課題を洗い出すとともに、ユニリタグループはどのように全体会(社員総会)の運営を行っているかをご紹介したいと思います。
社員総会のマンネリ化に関する実態調査
まずは、「実態調査」の中で皆さんが特に興味のありそうな(?)ポイントをピックアップしてみましょう!
まずは「あなたは社員総会に対してマンネリ化を感じていますか?」です。いいですね、おそらく私が総会の事務局メンバーだとしたら結果が怖くて😱聞けない質問の1位に輝きそうです。
結果はなんと「9割」が社員総会に対してマンネリ化を感じている。これはシンプルにしてディープな回答。これ以上深掘りしてもポジティブな要素を探すのは難しそうです。
ではなぜ「マンネリ化」を感じるのか。その理由を調査したのが次のデータとなります。
納得せざるを得ない5つがTOP5に入りました。
あえて書き出してみますね。
特に楽しいコンテンツがないから
内容が毎年同じだから
刺激的ではないから
場所が毎年同じだから
一方的に会社が業績などを発信しているのみだから
この5つです。
こういった声が聞こえてきそうですね。仰る通りだと思います。
ここで1つだけ言わせていただきます。
私は全体会(社員総会)を否定しているわけではなく、「この5つの課題に”もし”対応することができたなら、誰もが全体会に対してポジティブなイメージを持つことができるのではないか」、そう考えたということです。
さて、前置きが長くなりましたが、ようやくここからが本題☝️です。
(その分、本文は短くコンパクトにしますのでご安心を)
今一度タイトルを復唱させていただきます。
「老舗IT企業の”全体会”に参加したら驚いた!」のスタート🚥です。
どうせいつもの全体会なのでしょ
👩「秋季全体会を開催します」
開催案内が社内掲示板やメールを通じて通達されます。どうせいつもの全体会なのでしょ(ここからのセリフは私ではない誰かの声、とさせてください)。こんな想いを抱きつつ会場の記載に目をやると・・
👨「ん?東京ポートシティ竹芝 ポートホール?」
そこに書かれていた会場はいつもの見慣れたホテルの一会場ではなく、初めて見るイベント会場でした。ご丁寧にリンクまで貼ってくれている。恐る恐るクリックすると・・
👨「何だこれは、見たこともない横長のスクリーンの前でTEDさながらにプレゼン?」
一瞬我が目を疑いましたが、これがユニリタグループの全体会会場となるのであればいつもとは違う何かが起こるのではないか。と胸が高鳴りました。
会場に唖然!
いよいよ、全体会の当日。胸の高鳴りもすっかり落ち着いたところです。いや、すっかり忘れてしまったという方が正しいかもしれません。さて、会場に入場すると・・・
👨「うお、広い。いやスクリーンがでかい。そして天井が高い」
👀「ん?UNITALK?いつもの”2023年秋季全体会”と書かれたお堅いイメージはどこへ??」
正直呆気に取られてしまいましたが、それと同時に再度胸の高鳴りとともに言葉にし難い期待の高まりを感じました。
オープニングに唖然!
👨「まだだ、まだ騙されないぞ。会場は大きく変わったが、内容は変わらず。そういうケースはよくあることだ」
そう自分に言い聞かせているとあっという間に開始時刻。
👨「はいはい、司会の方が台本通りの注意事項ね。大切な話ですのでちゃんと聞こう」
油断していました。ステージに登場したのは・・
お堅いイメージを持たれることが多いであろう、法務部と経理部の2人が登場。そこから怒涛の掛け合い。さながら漫談のごときテンポで冗談を交えながら本日のアジェンダを流暢に説明。
そして、一方的に話を聞かされるのではなく、リアルタイムで参加者も意見を言えるようにアンケートアプリの説明。
👨「やられた!これはいつもの全体会ではない。だが、ここまでだ。きっとここからはいつもの講演の連続だ」
そう思ったのも束の間、今度は暗転して会場に1人の男性が登場。まさかの社員によるオペラで開演?!
ここももう少し触れたいのですが、実は別のnote記事で紹介していますので是非そちらをご覧ください。(オペラ歌手ご本人からの別角度から見た全体会記事となっています)
聞くだけではない、社員参加型のプレゼン
アジェンダ通りであればここからは講演が続きます。社長講演は流石に数値や経営方針に関する話が出てきましたが、合間合間でアンケートアプリが発動。経営の想いや意見に対して社員がどう感じているかをリアルタイムに集計。
続いての部門別発表は、プレゼンターを2人にし、相互に意見交換しながらのプレゼン。そこにシナリオはあったのかどうか・・、その場で相手のプレゼンに意見や質問するというスタイル。
プレゼン終了後、アプリではなく社員が登壇しての質問タイム。グループ各社からさまざまなメンバーがプレゼンターに質問!中には核心を突くものもあり、ヒヤヒヤする場面も・・
プレゼン資料にも注目。文字だらけになりがちなものですが、極力シンプル(タイトルのみ、モノクロ)にし、社員はプレゼンターの話に全集中!
社内イベントでは初めて見たかもしれません、パネルディスカッション!クラウドサービスを扱う事業部門の部門長が一堂に会して「良かった点・悪かった点」を赤裸々に語り合う!
まとめ
社外秘な情報もあるため、講演部分は駆け足になってしまいましたがいかがでしたでしょうか。企画はもちろん、運営にも相当力を入れていることがわかりますね。やり方を変えると、ここまで内容も変わるものなのか。そう痛感した1日でした。
さて、冒頭でご紹介したマンネリ化を感じるTOP5を覚えていますか?最後にユニリタグループの全体会ではどんな対策を実施したのかを交えて振り返ってみます。
1.特に楽しいコンテンツがないから
👉オープニングから予想外のメンバーによる掛け合いとオペラで一気に引き込む
2.内容が毎年同じだから
👉内容はもちろん、構成から何から何まで再構築
3.刺激的ではないから
👉パネルディスカッション形式で普段は聞けない正直ベースの刺激的な話を聞く
4.場所が毎年同じだから
👉畏まったイメージを払拭するため、これまでに使ったことない会場に勇気を持って変更
5.一方的に会社が業績などを発信しているのみだから
👉聴講者が登壇した質問タイム、アプリを使った社員(聴講者)参加型の仕組み
なんとマンネリ化を感じるTOP5の全てに対策を行っていたのです!
ここは編集部の素直な感想ですが、「最初から最後まで飽きることなく、また自分たちの意見や想いが全体会に織り交ぜられているため一体感があった。何より、各部や経営の考え方や方針が明らかになったため、自分がどの立場でどういった役割をこなせば良いのかが明確になった」そう感じた1日🌅でした。
いかがでしたでしょうか。本記事をご覧になった方々の参考になれば幸いです。
そんなユニリタのHPはこちら。全体会を見て、「ユニークだなー」と思われた方は是非のぞいてみてください!