2025年 「LMIS」をより良いサービスとしてお客様に届けるために
あけましておめでとうございます。
(少し遅くなりましたが…)
ユニリタ クラウドサービス事業本部の西谷です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年が始まりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
2025年は巳年。
蛇は古くから神秘的な存在とされ、
そのしなやかな動きや脱皮を繰り返す姿が
変革や再生の象徴とされています。
近年、
「VUCA」と呼ばれる時代に突入しています。
VUCAとは、
変動性(Volatility)、
不確実性(Uncertainty)、
複雑性(Complexity)、
曖昧性(Ambiguity)を指し、
私たちは社会・ビジネス・日常生活の
あらゆる場面で予測が難しい状況に
直面しています。
そこで必要となるのは、柔軟に変化を受け入れ、
新たな環境に適応していく力です。
それは蛇が脱皮により古い皮を脱ぎ捨て、
新しい皮で成長を続ける姿と重なります。
この一年が、柔軟性と適応力を養い、
自らを成長させる大切な機会となることを
願っています。
変化を恐れず、周囲の変化に
しなやかに対応すること。
それこそが、巳年の持つ力を最大限に活かし、
VUCAの時代を生き抜く秘訣と言えるでしょう。
そんな巳年の幕開けに、「LMIS」の
サービス品質についてお話ししたいと思います。
【開発は一日、運用は一生】
「開発は一日、運用は一生」という言葉を
ご存じでしょうか。
これは、「開発には終わりがあるが、運用は
サービスが提供され続ける限り続く」
という意味を表しています。
この考え方は、ITやシステムに限らず、
さまざまな分野にも当てはまります。
例えば、料理を売りにした
飲食店を経営するとしましょう。
「この味なら誰でも食べたくなる!」という
完璧なレシピがあれば、
お店は繁盛するでしょうか?
答えは「いいえ」です。
なぜなら、そのレシピは
特定の条件のもとで作られたものであり、
飲食店を運営する際には
同じ条件を常に維持するのが難しいからです。
季節によって気温や湿度が変わる
仕入れる食材の状態も一定ではない
毎日同じ料理人が調理できるとは限らない
どんなに素晴らしいレシピがあっても、
調理環境が異なれば味も変わってしまいます。
「運用は一生」という言葉には、
「常に同じ品質でサービスを
提供し続けることの難しさと重要性」の
意味も込められています。
【同じサービス品質とは】
では、「同じ品質でサービスを
提供し続ける」とは、
まったく変わらないことを
意味するのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
例えば、老舗のラーメンチェーンでは
「変わらない味!」と宣伝し、
顧客も「あの味が好きだから通う」と言います。
しかし、実際にはレシピが少しずつ
改良されていることがよくあります。
ITサービスも同じです。
特に変化の激しいIT業界では、
「変わらないサービスを提供する」ことは、
結果的に品質が低下してしまうことを
意味します。
【ITの進歩が激しい時代におけるサービス品質】
VUCAの時代、ビジネスの世界では
さまざまなサービスが提供されています。
※ここでは、社外向け・社内向けを問わず
「利用者がいるサービス」と定義します。
あるサービスが継続的に利用される一方で、
リリース後すぐに消えてしまうものもあります。
同じような機能を持つサービスであっても、
必ず差が生まれます。
では、その違いは何から生まれるのでしょうか?
機能の違いでしょうか?
価格の違いでしょうか?
市場への参入タイミングでしょうか?
もちろん、これらも重要な要素です。
しかし、それ以上に大切なのが
「サービス品質の向上」です。
現状維持ではなく、常に向上し続けることが、
他社との差別化につながります。
ここで言う「サービス品質」とは、
単なる機能の話ではありません。
・「マニュアルが分かりやすく、
簡単に利用できた」
・「問い合わせ時の対応が親切で、
課題をスムーズに解決できた」
・「サービスが安定しており、
いつでも安心して利用できる」
これらすべてが「サービス品質」に含まれます。
特に、サブスクリプション型のサービスが
増えている今、「サービス品質の向上」は
継続利用を促す重要なポイントと
なっています。
【『LMIS』のサービス品質】
「LMIS」では、サービス品質について
以下のように考えています。
私たちは、常に「お客様の立場になること」
「利用者側の立場になって考えること」を
意識し、サービスの提供をしています。
そうすることで
本当に求められているものを理解し、
お客様に満足いただける品質の高い製品、
およびサービスの提供を目指します。
「LMIS」は、お客様の
サービスマネジメントを支える存在として、
より高いレベルのサービス品質が
求められると考えています。
2025年は、さまざまな崖が
待ち受けていると言われています。
お客様のサービスを支え続けられるように、
「LMIS」も成長を重ね、
さらなる品質向上に努めてまいります。