note運営の課題あるある 〜ユニリタ編集部の雑談 Part3〜
こんにちは。
ユニリタnote編集部です。
これまで、「note運営の課題あるある」ということで、私たちユニリタnote編集部がnoteの運営を始めてから実際にぶつかった課題と、それをどう解決してきたかをお伝えしてきました。
早いもので今回で第3弾となります。
過去の記事では、noteを運営する上で序盤にぶつかる壁として
●「投稿ルールやスケジュールが決まらない」
●見出し画像のデザインどうする
執筆者によって文章の精度がバラバラ
というお話をしているので、興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
今回は、運営が軌道に乗ってきた際にぶつかる課題として
執筆者のモチベーションをどうやってアゲよう?
についてお伝えをしたいと思います。
人のモチベーションをアゲるのって大変!
私たち編集部では、note運営の企画段階からnote活用に対する成功のカギは記事の投稿頻度を維持することだと考えていました。
2022年12月にスタートしたユニリタnoteでは、多くの社員が積極的に記事の執筆に取り組んでいます。この1年間で、20名以上の社員が参加し、合計で約90本の記事を投稿しました。これは月平均7本以上の記事を投稿していることになります。
noteを活用する趣旨に共感して協力をしてくれる頼もしい社員ばかりで、本当に感謝しかありません。しかし、そんな意識の高い社員でも、そのモチベーションをあげ、長い期間維持するのって大変ですよね。
そのために、編集部では執筆者のモチベーションを維持向上させるためにいくつかの施策を実施してきました。今回は、その具体的な方法についてご紹介したいと思います。
まずはコミュニケーション!
最初に行ったことは、コミュニケーションの確立です。
お互い手探り状態でのスタートですから、ホウレンソウが大事です。
実際にはコミュニケーションツールとして有名な「Slack」を活用しています。
ユニリタnoteでは、部門や事業ごとにnoteの「マガジン」を作成し、それぞれをカテゴライズしています。その「マガジン」ごとにグループ(Slackでいうチャンネル)を作って会話をしています。
その会話の主な内容は
記事の企画内容
制作中の記事の進捗確認
記事の内容チェック
スケジュールの確認
などです。
☆編集部からの1ポイント(コミュニケーション編)
ここでひとつアドバイスです。
とにかく頻繁にコミュニケーションを取りましょう。
やはり、執筆をお願いして放ったらかしは良くないですよね。
編集部では、執筆者とコミュニケーションを取ることで、記事の進捗を把握し、アドバイスや必要な情報の提供といった必要なサポートを行い、執筆業務の負荷軽減や記事の品質向上に努めています。
実際に、執筆者は自分のアイデアや意見を自由に伝え、他のメンバーからのフィードバックや励ましや感謝の言葉を掛け合っています。
コミュニケーションの強化は執筆者に一体感や安心感を与え、モチベーションの維持向上につながっていると思います。
定期的な実績確認と結果報告は確実に!
記事を執筆し公開した後は、そのフォローとして実績確認と分析を行い、その結果を報告します。
noteでは「ビュー」や「スキ」、「コメント」の数を実績として集計しています。
月間、半期、年間で集計しその実績を分析しています。
ビュー数など実績が高かった記事記事の内容や、タイトル、イメージ、ハッシュタグなどを多角的に分析し、仮説を立て、その仮説を次回の記事に活かすために、執筆者にフィードバックしています。逆にあまり実績のあがらなかった記事も傾向を分析し、改善に努めています。
☆編集部からの1ポイント(分析編)
実際に1つの例をご紹介しましょう。
投稿した記事の中でビュー数が多いものには、いくつかの明確な傾向が現れました。
「猫好き管理部本部長のはなし」は非常にビュー数の多い記事です。
この記事のタイトルから傾向を分析してみました。
まず、「猫好き」というキーワードに注目しました。
「猫好き管理部本部長のはなし」というタイトルは、職務内容と個人的な趣味が絶妙なバランスで結びついており、読者の好奇心を刺激しています。
また、見出し画像にも猫のイラストを使い、視覚的にも猫好きをアピールしています。
そして記事の中にも、文末に愛猫の「つくねちゃん」と「ささみちゃん」の写真付きで猫ちゃんの近況を伝えています🐈⬛。
このように「猫好き」というキーワードをアピールしたことで、猫好きの読者層にたいして共感や関心を関心を引き付ける事ができたのではないか、という仮説を立てました。
そこで、この仮説をフィードバックして生まれた記事が、
「犬好きのIT女子が商談前に準備する5ステップ」という記事です。
若手の技術者 田中の記事ですが、上記の仮説をもとにその要素を取り込んだ記事を作成してしてくれました。
結果はこちらも「犬好き」の読者層にアピールできたのか、大きなビュー数を獲得することができました。
こうした成果を上げることは、執筆者にとって大きな励みになります。
☆編集部からの1ポイント(フィードバック編)
モチベーションの向上・維持にもっとも重要なことは、このような継続的な分析とフィードバックのサイクルの実践だと思います!
編集部では分析結果や、ほかの資料など、ネットなどで調べたり見聞きしたさまざまな情報を精査し、実績の向上や記事の品質・評価の改善に繋がりそうなものは、すべて執筆者に伝えています。その上で、タイトル案や、イメージなど細かな修正と調整を施し、記事を作成しています。
やはり、モチベーションの向上・維持には、自分の書いた記事がたくさんの人に読まれ、そのリアクションを貰えることが1番ですよね。
そのために必要な情報はすべて提供し、執筆者と編集部で協力しながら実績を向上させていくことに努めています。
社内への告知と執筆者への感謝
さらに集計した実績は、社内の全社掲示板にその結果を報告します。
報告する内容は、
・全体の実績(ビュー数)
・月間投稿数
・月間ビュー数トップ3
これは社内に活動実績と関わっている社員の人数(規模感)を伝えることで、他の社員もnoteに興味を持ち、参加を促す効果があります。
そして、記事を投稿した執筆者の名前をあげ、感謝の言葉を伝えています。
さらに、ビュー数トップ3の記事にスポットライトをあてることで、執筆者を称え、他の執筆者にも良い刺激を与えることができます。
ちなみに、前の章であげた、「猫好き管理部本部長のはなし」と「犬好きのIT女子が商談前に準備する5ステップ」という記事は、どちらも月間ランキング1位を獲得しています。
☆編集部からの1ポイント(執筆者への感謝編)
執筆者に直接感謝を伝えよう!
全社への報告だけだと、執筆者に直接感謝が伝わらないかもしれません。
そこで編集部では、月次の結果を全社掲示した後、投稿者にも直接結果の報告と感謝の言葉を伝えています。
正確には、Slackの各マガジンのチャンネルごとに、その結果報告と執筆に対する感謝、さらに結果に対する傾向と対策を伝えています。
結果の良かった記事の執筆者にはなにが良かったのかその分析と仮説を伝え、逆に結果が振るわなかった記事の投稿者には、課題と改善点と伝え、ポジティブなフィードバックを心がけています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまでの内容をまとめると、執筆者のモチベーションを維持するために、
執筆者とのコミュニケーションを通じて状況を把握し、適切な支援をすることで業務への負担を減らす
記事の実績を伝えることで、執筆者が自身の成果を実感できるようにする
その実績を社内に告知することで、活動の認知と評価を高める
具体的な改善提案を行うことで、執筆者のスキルと実績向上をサポートする
という施策を行っています。
そして、この施策を通じて、執筆者に単なる「やらされている仕事」ではなく、編集部と協力しながら、楽しみながら取り組んでいるという感覚を持ってもらうことができるよう、心がけています。
最後に、note運営におけるこれらの取り組みは、執筆者のモチベーション維持だけでなく、高品質なコンテンツの制作に貢献できると考えています。
これからも、執筆者の個性を尊重しながら楽しく記事の執筆を続けてもらえるようにサポートしていければと考えています。
ということで今回の雑談は以上です。
なにか参考になったり、共感いただける内容があれば、ぜひコメントでご意見やご感想をお聞かせください。
皆さんのお声は、私たち編集部のモチベーションになります!!(私たちのモチベーションの維持もとっても大事)
次はなんの雑談をしようかな。
次回の雑談もお楽しみに!