業務可視化がもたらす「DX成功の秘訣」とは? Part2:フローチャートを作成しよう
おすすめのコラムをご紹介
ユニリタではnoteの他に複数のメディアやコラム、ブログを運営しています。今回はその中でも「IT情報サイト idearu(アイディアル)」から、おすすめの記事をピックアップして、業務可視化によるDX成功の秘訣をテーマにしたコラムをご紹介します!
前編にあたる、Part 1の記事もぜひご覧ください。
4. 業務フローにはフローチャートの作成がおすすめ
さて、前編で紹介した現状業務を可視化する方法はExcelなどのスプレッドシートさえあれば、すぐに始められます。ただし、効果を実感し、継続的に続けていきたいと組織内で合意できれば、この手法自体も少しずつ改善していくことをおすすめします。業務棚卸し表で一覧にした手順は、現状業務を順番に列挙したものですが、これを「業務フロー」にすると、それらの手順をより視覚的に分かりやすく表現することができます。
継続的な業務改善を推進するためには以下のような理由から業務フローを作成することをおすすめします。
1.直感的な理解がしやすい
業務フローをフローチャートとして作成することで視覚的に情報を伝達できます。手順の流れや関係性を明確に表現できるため業務の構造や流れが理解しやすくなります。
2.全体像を把握しやすい
フローチャートは分岐やループなども表現できます。そのため、表で一覧にした手順だけでは把握しにくい複雑な業務フローにおいても全体の流れを理解しやすくなります。
3.問題点を発見しやすい
フローチャートは、担当者別にレーンが分かれているので、それぞれの立場に立って業務の流れを吟味すると、そこで起こりそうな問題や苦労を推測できます。加えて、業務の流れがレーンをまたぐ箇所は、担当者間のコミュニケーションミスが起こる可能性を秘めており、課題の金脈だと言われます。このように、表形式の業務一覧よりもフローチャートにする方が問題点を発見しやすくなり、改善へとつながります。
4.共感しやすい
フローチャートは、業務プロセスの理解や改善に向けたコミュニケーションにも役立ちます。社内で皆が同じものをみて業務を語ることのできる共通言語となったり、複数の人が関わる業務プロセスでは、フローチャートを使って各人の役割や関係性を明確にしたりすることができます。
5. まとめ
本稿では、現場の業務を可視化することがDXを成功させる上で重要であること、そして現状業務の可視化を行うことで課題の共有や改善が可能になることをお話してきました。自社の課題が見えていなければ自社に最適なDXの方法を探すことはできません。現状業務を可視化して分析しなければ、DXの目的が明確にならず導入するシステムの選択や評価に失敗してしまったり、導入に向けた関係者との合意形成がうまく進まなかったりという結果になりかねません。
ぜひ、現状業務を効率的に可視化し、現状課題に対する関係者間の「共感」を醸成して、DXを成功させましょう。
6. DX推進には欠かせない継続的な業務改善に有効なフローチャートツールをお探しの方へ
業務フロー可視化サービス「Ranabase」のご紹介
ユニリタでは「Ranabase(ラーナベース)」 という業務可視化のWebサービスを提供しており、Excelだけで可視化を行う場合に比べると、もっと視覚的にわかりやすいビジュアルで効率的に現状業務を可視化・蓄積していくことが可能となります。
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また、本稿で紹介した「業務棚卸し表」と「気づき一覧」をご提供いただいて、ユニリタが視覚的にわかりやすいビジュアルの業務フローに変換して納品することも可能ですので、ご興味があれば以下よりぜひ詳細をご覧いただき、お気軽にご相談ください。