書を捨て街に出よう! ~法務部は他社社員と関われる?~
こんにちは、ユニリタの法務部に所属する藤谷と申します。
今後、企業の法務に関するあれやこれやをお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今回は6月14日に行われた企業法務部員の交流会、その名も「わかほう」に参加してきたのでその感想をお伝えしてきたいと思います。
「わかほう」とは?
「わかほう」とは、「U-35若手法務の交流会」の略称で、有志によって立ち上げられたイベントです。企業に勤める法務部員が業種や会社の枠を超えてつながることを目的としており、どなたでも参加可能な交流会となっています。
とりわけ35歳以下の若手を対象にしているため、リラックスした雰囲気の中で、若手ならではの悩みや将来のキャリアについてざっくばらんに語り合うことができるのが特長です。
個人的には、今の会社で既にさまざまな社員から法務相談を受けもっている以上、一括りに若手というカテゴリーに入れられてしまうことに正直思うところがなくはないですが、そこは知識と経験をもって旨とする法律の世界。
30代ではまだまだ未熟者ということで、日々精進している次第です。
わかほう事務局からの実施レポートはこちらです!
法務部に外部交流は必要なのか?
今回自分が「わかほう」というイベントに参加したきっかけは、私の所属している法務部のミッションとして、他社の人々との交流を試みてみようという構想が立ち上がったことでした。
会社の法務部というと、一般には会社の内部的な業務だけで自身の仕事は完結してしまいます。
いわば会社専属の法務担当者であり、逆にその会社の内情にさえ精通していれば仕事人として最低限の役割は果たせてしまうわけです。
もっとも、そういう性質が自分たちを井の中の蛙たらしめてしまう側面もあり、結果として、およそ「業界常識や相場からズレた」仕事観を持つリスクをはらみます。
そんな危機意識から、ユニリタ法務部では、他の会社の事情を知って見分を広めようとなったわけです。
その名も、作戦名「書を捨て街に出よう!」です。
なかなかユニークな命名だと思いませんか?
「わかほう」に参加して
冒頭で述べたように、「わかほう」は若手らしい堅苦しくない雰囲気でのディスカッションや意見交換がとても新鮮でした。
事務局の皆さんもそのあたりの気配りが行き届いており、いわゆる法律家っぽい真面目な議論のみが是とされるような風潮は全くありませんでした。むしろ、リラックスした環境で気軽に話せる場を提供してくれたおかげで、本音を引き出すことができたと感じます。
何より印象的だったのは、シンプルに他の会社の法務部員と関わりを持ちたいという方が多く、そういった方々がエネルギーと情熱に溢れていたことです。
それぞれの会社で法務部員として奮闘する姿勢や、日々直面する課題に対する熱意が伝わってきました。このエネルギーに触れることで、自分自身も改めて法務部員としてのやりがいや使命感を再認識することができました。
当日のディスカッション内容
当日に話し合われた内容は多岐にわたり、大雑把には以下のようなトピックです。
法務部員としてのやりがい
各々の立場から語られるやりがいは非常に多様で、自分が今後どのように成長していきたいか、再確認する良い機会となりました。
普段の勉強方法
日々の業務に追われる中で、どのように時間を作り、効果的な勉強を続けているのか、具体的な方法やアドバイスを共有いただきました。
キャリア形成に対する考え方
こちらは特に自分の興味が強く、他社さんでは将来のキャリアパスについての具体的な計画や目標設定の方法、キャリアアップのためのステップについて、どのようなアプローチを取っているのかを詳しく知ることができました。
新たな発見と学び
今回「わかほう」に参加して特に印象に残ったのは、他の会社の法務部員がどのように業務に取り組んでいるか、どのようなチャレンジをしているかを直接聞けたことです。これにより、自分の業務スタイルやアプローチを見直すきっかけとなり、新たな視点やアイデアを得ることができました。また、自分が日々抱えている悩みや疑問が他の法務部員にも共通するものであることを知り、共感や安心感を得ることができました。
まとめ
「わかほう」は単なる交流会ではなく、法務部員として成長するための貴重な場であり、他の法務部員とリアルな経験を共有することで得られる学びは非常に大きいと感じました。
このような貴重な機会を提供されている「わかほう」事務局の皆様、そして当日私の相談に耳を傾けていただいた参加者の皆様に心から感謝申し上げます。
そして、これからも外部との交流を通じて、常に成長し続ける法務部でありたいと強く感じました。
まだ参加したことがない方も、ぜひ一度「わかほう」に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見やつながりが待っています。
わかほう事務局のnoteはこちらです。