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島暮らしの法務シロアリ奮闘記~文豪でGO!!! 編~  

ちゃお、ユニークな老舗IT企業に勤めながら社内副業制度でオペラ歌手をやっているララライオンです🦁

最近、同じ部門となったマーケティング部の方から、ララライオンが出社のために小豆島から移動することを「出島(デジマ)ですね」って言われて、何て面白い人達と一緒の部門になったんだとワクワクが止まりません。
新体制、これも今後のネタにせねば。

それはさておき、出島して久しぶり(でもないんだけど)に出社をした訳ですが、note見てるよ!というありがたい声をいただくことが増え、
その時の雑談から、ララライオンが文学を読み漁っていた時期があるという話題になったところ、「文豪が◯◯を書いてみた」という形式でnoteを書いてはどうか?という話になりました。

「文豪が◯◯を書いてみた」って何かというと、文豪の文体、リズム感などの表現を真似しつつ、その文豪が実際に◯◯について執筆をしてみたらこうなるのではないか、といわば文豪版モノマネ大会のようなやつです。

なんだそれ、とっても面白そうじゃないか、
ということで、早速トライをしているのが本note記事。
なんたって、楽しそうなことはすぐやりたい。

何かテーマを決めた方が書きやすいなということで、当社社長の北野が春季ユニトーク(春季全体会)で話していたキーワード「Re.Connect」をテーマに設定。
下手でもドンマイ、最初だもん。自分に言い聞かせながら、さぁトライ!



「芥川龍之介風で書いてみた」

遠い昔か現世の夢なのか定かではございませんが、それは或る晴れた日の午後のことでございます。一人の老年が豊洲の映画館の心地よい椅子を軋ませながら虚ろな眼差しで壇上を見ておりました。

老年が見つめる壇上を見るに、何やら猫好きしそうな方ユニリタnoteの編集をしていそうなハイカラな二人が相対し、身振り手振りを交えて映画館に集う群衆へ何かを訴えかけているではありませんか。

「我ラ リコネクトニテ ワクワクスル 未来 創ルベシ」
老年には皆目検討もつかない話題でしたが、そこにエネルギィの塊のようなものを感じずにはいられませんでした。

「我ラ リコネクトニテ…」

老年は気づけばその言葉を繰り返し、いつしかその顔には悦びが輝いていたことを知りました🦁

※初期芥川を意識したけど、最初に持ってくるんじゃなかったですね、とても難しい


「夏目漱石風で書いてみた」

(文豪が学校の講演にゲストスピーカーとして呼ばれて講演をしているという設定)

.......随分と話が遠回りをしてしまいました。そこでこの話の本題に入る訳ですが、つまりは今までの繋がりがあるから何もせずともこれからも安泰が継続するのです。そのため、私達はこのような売上を維持出来ているのです。(客席から拍手が鳴る)手を叩いたってダメです。

いま私が申し上げたのは、あなた方が浮かれていないかを測るためゆえです。真に考えるべきはこれからどうするかということなのです。貴方がたは現状に安心してしまっているがゆえに手を叩いて喜んだのではありませんか。

時代の流れとともに万象は変化するのです。古くからのステークホルダーの方々とは関係を新たに再構築し、これから会うであろうステークホルダーの方々とは、新しい手で握手をしなければいけないのです。

これ即ち則天去私なのです🦁

※締めが趣旨不明なのはドンマイです。


「シェイクスピア(小田島先生訳)風で書いてみた」

(ここは音読がおすすめ!)


第1の社員「新たに繋ぐぞ、Re.Connect」
第2の社員「昔の繋がり大事にし、強がりせずに楽しがり、新たな関係つなごうぞ」
第3の社員「新たな繋がり探索さ、その目はまるで探検者」
第1の社員「おっと夜道にヘビがいる、ヘビに気をつけ先に行こう。」
第2の社員「無理ならヘビも共にゆこう、右往しながら左往しよう」
第3の社員「我ら再びどこで会おう」
第1の社員「新中計が、叶う頃」
第2の社員「新たな関係、築く頃」
第3の社員「再び会おうぞユニリタで」
3人の社員「旧知は新たに 新たは旧知に🦁」

※結構いいんじゃないですかこれ。だんだん小慣れてきました。


「太宰治風で書いてみた」

思えば繋がりの薄い人生を送っていたと思います。
ある時分、なぜこんなにも皆が楽しそうにしているのかと不思議になり尋ねた事があります。

「なんたって繋がり直して新しい価値を見つけたんだ、楽しいに決まってら。」-それだけ言うと彼は手に持っていた麦酒を飲み干し、闇夜の中に消えていきました。

その時です、闇夜の中から突風が吹くや否や、どこからかリコネクト、リコネクト、という不思議な音が聞こえてきました。まるで誰かが囁いているような音です。その音は不快ではなく、むしろ心地よく私の頭の中に響きだすのです。

青天の霹靂という言葉がありますが、まさにこの時の事を言うのでしょう。

その日を境に私は変わりました、リコネクト、リコネクト、という音に導かれるように周りにある全ての物事との関係を最構築するようになったのです。

これを運という人も或いはいるかもしれませんが、ただ私は、リコネクト、リコネクトという音に突き動かされただけなのです。それは一つの操り人形のようなものにしか過ぎません。

これをあなたは不思議に思うかもしれませんが、現に私は2027年の今、こうやって繋がりを再構築することが出来ているのです。

こんなことを話したことは今まで一人もありません。それでもあなたにだけは話しておかないといけないような気がしたのです。ライオンであるあなたに。

ララライオンはひどく赤面した🦁

※だんだん楽しくなってきて文体に加えて作品を混ぜ始めました。


「宮沢賢治風で書いてみた」

年度末の繁忙期にも負けず、
幾度の契約書交渉の末の「やはり当初の弊社ひな形契約書原案でお願いします」にも負けず
ユニークと利他の精神を持ち
悪をなさず
根強い雑草のような心持ちで過ごし
助けが必要なところ有りと聞けば
駆けつけて力を尽くしたがり
辛いと嘆くところ有れば
そっと心と知恵で無事にでき
株主総会の司会を頼まれれば
良い声出しちゃうよと引き受けて
賞与が出たら当たり前じゃ無いぞと自分に言い聞かしながらも
即日飲みすぎて次の日に後悔するルーティンを繰り返す
そういう社員に私はなりたい🦁

※これは酔っ払って書いたやつです。もはや「Re.Connect」関係ない。

やってみて実感しましたが、この「文豪が◯◯書いてみた」というフレームワークを最初に考えた人、凄い発想ですね。つい面白くなっちゃって、ずっと書けちゃいます。

それになんだかいつもとは全く違う思考回路で、脳トレにもなりそうです(笑)。

さて、本note記事、どう落とし所をつけようかと考えているのですが、文豪パロディ文章作成を経て、ずいぶん昔に読んだ本を思い出してきたので、ここでいきなりララライオンお勧め作品をご紹介コーナー🦁

■中島敦(1942)『悟浄出世』
今は情報にすぐにアクセスできる環境が整っています。なるほど、みなが論理的な思考過程を手に入れることができますね。しかし一方で、何が最も効率が良い方法か?という正解を考えすぎるがあまり、なかなか行動に移せなくなってしまったということはありませんでしょうか。悩んだ挙句に動けない、せっかくたくさん考えたのに。そんなことがあるかもしれません。そんな貴方にお勧めなのがこの悟浄出世。

モデルは西遊記、そう、あの三蔵法師や孫悟空が出てくる物語をベースにしています。本書はその中でも河童の沙悟浄さん(三蔵法師達と出会う前)を主人公とした話です。

沙悟浄さんは極めて哲学的にいろいろな物事を考えており、人生(河童生?)とは何なのか、自分は一体何者なのか?という出口の見えない問いに取り憑かれてしまいます。

いつまで経っても合点がいく答えが出ない沙悟浄さんは答えを求めて旅に出ます。

旅先で情報を集めては高名な哲学妖怪達に話を聞きに行きますが、なかなか合点がいく答えが見つからない。なんなら、哲学妖怪の講釈を受けている最中にその哲学妖怪に食べられそうになったり危険な目にばかりあっちゃう。

疲れ切ってしまった沙悟浄さんはついに道端で倒れてしまいます。そんな中、不思議な声が聞こえてきて。。。🦁

という話です。
すでにパブリックドメインとなっているのでネットで検索すれば全文が出てくる作品です。文体が現在とは少し違うので慣れるまでは難儀するかもしれませんが、短編なのでわりといけます📝

しかし、読み返すと全くとりとめもないnoteですが、それはきっと気温差のせい。

▼記事を書いた人


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