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メール開封率を上げる3つのポイント!メールタイトルの成功・失敗例をご紹介

はじめまして。
ユニリタのマーケティング部に所属する鵜澤です。

普段はメール配信やインサイドセールス活動を通じた、リードナーチャリング活動に従事しています。

お客様へ情報発信を行う立場として、魅力的な情報だと思っていただけるようにお客様に”刺さる”メールを作りたい・・と常々考えていますが、メールを作る際に意外と頭を悩ませる要素のひとつとして「メールの件名設定(以下、タイトル)」が挙げられます。

メールが開封されないと意味がないのがメールという媒体の難しいところです。こだわって作ったメールが、全く読まれず陰ながら涙することが度々あります笑

メールの開封率を上げるためには、効果的なタイトル設定が欠かせません。
今回は、実際の成功・失敗例を踏まえて、メールマガジンでメール開封率を上げるタイトル設定の3つのポイントをご紹介します。


読者に刺さりやすいタイトルの3つのポイント

メールマーケティングをはじめセールスコピーを考える際に
有効なフレームワークに、4つのUで構成される「4Uの原則」があります。

①<4Uの原則>

■Useful(有益性)
「たった5分でできる朝食レシピ」など、読者に具体的な利点があることを盛り込むことで、メールを開封する動機が生まれます。

■Urgent(緊急性)
「今週末までの特別オファー」など、緊急性を含めることで、読者の関心を引きつけ、メールを即座に開封させる動機を生み出します。

■Ultra Specific(具体性)
「前年比20%の売上アップを実現する方法」など、具体的な数字や結果を
示すことで、メールの内容が正確かつ信頼できるものだと思わせることが
できます。

■Unique(独自性)
「自社開発ツールの開発秘話を公開」など、他にはない価値を提供することを明確に打ち出すことで、ターゲットの読者は自分に向けられていると感じやすくなります。

こうした要素を押さえることで、興味を引くタイトルが期待できます。

加えて、メールマガジンのタイトルでは以下のポイントを押さえることが重要です。

②<文字数を15~30文字以内に収める>

近年は「スマートフォン」「タブレット」などでメールチェックする企業担当者も多く、文字数が長いと文字が表示されない恐れがあります。
一般的に全角15文字を目処に、長くても30文字以内に収めるのが望ましいです。

③<キラーフレーズ、感嘆詞や疑問文で興味を誘う>

日々、膨大な数のメールを受信するメールボックス上で興味を持たせるには、特別感や意外性を感じさせるフレーズを用いるのも効果的です。

メールタイトルは、受信者がそのメールを開けるか否かを判断する最初の要素であり、その1行に多くの要素を凝縮する必要があります。
しかし、重視すべきは目を引くだけのキャッチ的なものではなく、読みやすいメール本文への導線となるよう、タイトルがコンテンツを適切に示しているかどうかです。

また、適切なタイトルを工夫することは、
メールの見栄えを良くし、開封率をぐっと引き上げることにもつながります。


メールタイトルの成功例、失敗例

実際に、ターゲティングしたお客様に対して配信したメールで開封率が高かった、低かったメールタイトルをご紹介します。

<「サービス利用中のユーザー」を対象としたメール配信>

■開封率が高いタイトル
・【3/22(水)開催】意外と使われていない!? A-AUTO「ユーザー管理機能」セミナーのご案内|株式会社ユニリタ
・A-AUTO最新バージョン(V830)紹介セミナー!|株式会社ユニリタ

■開封率が低いタイトル
・【9/26(木)開催】A-AUTOの可用性を高めるログ・メンテナンスの勘所
・【2/22(水)、3/22(水)開催】A-AUTOの「大規模分散オプション」「ユーザー管理機能」解説セミナーのご案内|株式会社ユニリタ

■「サービス利用中のユーザー」へ配信するメール配信実績の傾向
1.「意外と使われていない?」フレーズを使用したメールの開封率が高い(本フレーズを使用した複数のメールで開封率が高かった)

2.ユーザーが利用中のサービスで利用率の高い機能の解説や、サービスの 最新アップデート情報など業務の影響度が高いキーワードを用いたメールの開封率が高い

3.情報が凝縮され、伝えたいメッセージが抽象的なメールは開封率が低い

4.複数のコンテンツ案内など、情報量が多く伝えたいポイントが分散されたメールは著しく開封率が低い

-まとめ-
「サービス利用中のユーザー」を対象としたメール配信では、特定のフレーズ(『意外と使われていない?』)を用いたタイトルや、具体的な機能紹介、利用中のサービスのアップデート情報など業務に影響する内容などに関連するタイトルが高い開封率を示していました。
一方で、複数のテーマを盛り込んだ抽象的なタイトルは平均的に開封率が低い傾向にありました。

<「カスタマーサクセス担当者」を対象としたメール配信>

■開封率が高いタイトル
・【ランチタイムウェビナー開催!】営業力 × 組織力 × 超ハイタッチ! ~カスタマーサクセス天下一武闘会2023優勝者 織茂さんが語る、 顧客深耕への情熱とサクセスロジック~
・【7/3(水)開催!】人手が足りないカスタマーサクセス必見!効率的に成果を上げるための3つのアプローチ

■開封率が低いタイトル
・【11月29日(水)開催!】デジタルコミュニケーション革新:CommuRingとGrowwwingで顧客体験を変革する|ユニリタ
・【共催セミナー開催!】カスタマーサクセス支援会社2社による 「顧客ライフサイクル」の設計ポイントを解説!|ユニリタ

■「カスタマーサクセス担当者」へ配信するメール配信実績の傾向
1.ユニークなイベント名、フレーズは開封率の高いもの、低いものどちらもあり一長一短がある

2.ターゲットに身近な課題・テーマが明確な情報は平均的に開封率が高い

3.冒頭文章の情報が抽象的で内容が読み取れない構成のタイトルは一貫して開封率が低い

-まとめ-
「カスタマーサクセス担当者」を対象としたメール配信では、ターゲットに密接な課題や解決策を明示したタイトルが高い開封率を示していました。
一方で、冒頭文章の説明内容が曖昧なタイトルや、ユニークなイベント名を用いたタイトルは、内容から具体的なメリットが読み取れるか否かが開封率に大きく影響することがわかりました。

最後に

noteを執筆するにあたり、直近のメールタイトルの傾向を整理した結果、
開封率が高いフレーズやテーマ、自社の成功・失敗パターンなど、改めて多くの気づきや反省点がありました。

本日紹介したポイントを理解した上で、実際に傾向を確認し、トライ&エラーを繰り返すことが、メール配信の開封率を上げるためには何より重要となってきます。

今回ご紹介した内容がメールマーケティングをはじめ、セールスコピーを作成する際にお役に立てば幸いです。

今回は、タイトル設定のポイントと実例を紹介しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。